園児時代の運動会( 自閉スペクトラム 症に気づく前)

園児時代の運動会の話

(お遊戯会など、運動会以外にも大体同じようなことがありました)

 

 自閉スペクトラム の子には結構あるあるな話かもしれません。

 

①かけっこではいつも2テンポくらい遅れてスタート(もちろんビリ以外になったことはありません)

 

②よそ見や、ボーッとしていることが多く、どこか違うところへ行ったりする

 

③踊りはしょっちゅう逆になっていたり、遅れていて違うところを踊っていたりする(本人は合っているつもり)

 

④本人は間違いや遅れている意識がないため、指摘されると「私はちゃんとやっているのに注意された!」と落ち込んでいたりする

 

 

一貫して本人はいたって真面目に取り組んでおり、完璧でないと気が済まない性分でもあります。

 

ですが、周りからみると、ふざけているように見えたりちょっと変わってるよね、といった風に捉えられがちです。

 

完璧でありたい本人の気持ちと周りの評価が真逆であるため、非常にストレスとジレンマをかかえていたと思います。

 

このまま、 自閉スペクトラム に気づかないでいたら、その時の周りの評価が、そのまま大人になるまで付き纏うことになったのではないかと思います。

 

もしそうであったとすれば、明らかに自己評価が低くなるでしょうし、

真面目にやっても認めてもらえないことで、努力することも諦めてしまっていたかもしれません。

 

やはり、いかに早く気づき、社会にうまく適応できるようになるか

また、周りの理解を得られる場面では受け入れてもらうかが、

自尊心を傷つけずに、幸せに成長できるかの肝である、と感じました。

 

 

うちは気付くのが遅かった方かもしれませんが、

通っていた園が、非常に少人数でのびのび、でもいろんなことに取り組ませてくださり、

優しい子の多い、とても良い園だったので、お陰様で本人ものびのび育ちました。

 

今でも幼稚園に戻りたいとしょっちゅう言っており、よほど大好きだったようです。

 

振り返ると、少人数で先生方の目が行き届きやすかったこと、遊びと活動のメリハリがしっかりしていて、

忍耐力が身に付きやすかったり、生活のリズムを整えやすかったことが、うちの子の場合、とても合っていたようです。

 

同じような、のんびりさんだけど、真面目できちんとしていたいタイプのお子さんには、少人数のアットホームな園は合うことが多いかもしれませんね。

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