診断名として『 協調運動 障害』とは言われていませんが、
自閉スペクトラム の診断を受けるにあたって、『 協調運動 に苦手さがある』という項目はありました。
協調運動 障害は、手先の動かし方にぎこちなさがあったり
(箸や筆記具の使い方やハサミの使い方など)、日常生活においても不器用さがあり、
脳で考えて実際に行動を起こす、といった体の動き全般に問題があるようです。
運動音痴、鈍臭い、不器用といった風に見えてしまうため、受診に繋がることは少ないのではないかと思います。
更に調べてみると、発達性 協調運動障害 は、
ADHDの約30〜50%、学習障害(LD)の約50%
自閉スペクトラム (ASD)と併存することも多くあり、大人になっても50〜70%と高い頻度で残るそうです。
長女の場合、運動全般が苦手ですが、縄跳び、跳び箱、かけっこのスタートなど、タイミングを合わせて行うことが本当に苦手です。
縄跳びにいたっては、手足が別々の動きをしつつ、タイミングまで合わせてやっと成功する動きであり、
協調運動 障害がある子にとって縄跳びは、非常に難易度の高い運動だと思います。
現在は多少マシになりましたが、相変わらず一回跳べるかどうか、と言ったところです。
また日常生活においても
あたりにも書いたように、随所に不器用さが現れています。
ちなみに両親ともかなり運動は苦手ですし、私に至っては自分も発達障害ではないか、とずっと疑っています。
いつか私もテストできる機会があったら是非受けたいと考えています。
おにごっこなども、ルールが理解できないことを始め、みんなからツーテンポくらい遅れて動きだし、
逃げるというより、ジョギングのようにゆったり動きます。
側から見ると、ふざけているように見えたりするため、
今思えば、よく「ちゃんとやっているのに馬鹿にされた!」「怒られた!」と言っていました。
縄跳びも真面目にやっているのですが、本当にできません。
頭の中では、できているイメージでやっているようですが、
どんなにやっても他の子のように上手くできないため、
縄跳びの度に泣き、幼稚園時代は取り組むことさえ拒否する様になってしまいました。
小学生になってからは、大勢の中ですることが主なので、なんとなく誤魔化しながら参加する術を覚えたようです。
先生に協調運動に問題がある旨を伝えているため、ある程度流してくださっているようです。
そして今のところ「長縄」などと違い、他の子に実害がないため、クラスの子に何か言われたりは目立ってないようです。
ただ他のことに関しても、一般的に「なんで出来ないの?」ということが多いため、
悪気なく疑問をぶつけられる日も遠くないかもしれない、とドキドキしています。
時々、いつ、どのように、発達障害や自閉スペクトラムのことを本人に伝えようか、と考えます。
具体的に「こういう体や考え方の特徴があって、これが得意で、これが苦手なんだよ」と、
淡々と質問や疑問に答える形式で説明しようかな、と今は考えています。
まだ2年生なので、こちらから積極的に説明するというよりも、疑問が湧いた時点でいいのかなーくらいに思っています。
真面目な性格であるがゆえ、変に誤魔化されることを嫌うので、
言いづらいことも、ショックを最小限に抑えながら、きちんと丁寧に説明する必要があります。
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