聴覚過敏 のこと
毎年夏は、聴覚過敏 の長女にとって辛い季節です。
でも 聴覚過敏 のことについて触れましたが,長女の場合かもしれませんが、音自体が怖いと言うよりも
「自分の意思で止められない音や物」が怖いようです。
生き物の気配が活発になり、窓を開けて過ごす機会が増えるため、音が沢山入り乱れて、不安がったり怖がったりします。
いつもと違う気配にすぐ気づくため、季節の虫の音などが混ざり始めると、その音が気になって気になってたまらなくなるようです。
それでも年々、自分で対処法や気持ちの切り替えができるようになってきています。
不安になりやすい、パニックと 聴覚過敏 の関係
鶏が先か、卵が先かのようなものか、
自分でパニックになった時の体調が悪くなる感じが分かるため、苦手な音が鳴り始めると「またこの感覚だ!」と、段々不安になり、
いつ終わるのかハッキリわからないと、頭の中が不安でいっぱいになり
思考力が失われて、ますますパニックが酷くなってるのではないか,と考えました。
苦手な音や環境
特に電車が苦手で,
・地下鉄駅の構内の閉塞的で反響する音
・エスカレーター、エレベーターの稼働音
・電車の発着の音
・電車機体の音
どれも怖いと言います。
幼稚園時代は訓練してなんとか地下鉄なん駅か位なら、耳を塞ぎながら乗っていましたが、
小学生になって一度乗る機会があり,その間耳を塞ぎ続けていて、ずっと機嫌が悪い状態でした。
その後はもう乗りたくない、で現在に至ります。
エレベーターに乗るのも毎回怯えています。
扉が閉まる際に挟まれたら、取り残されたら、など考えてしまうようです。
エレベーターと同じような理由で、試着室も無理です。
1年生の時、私が不在で家族が試着室に付き添ってくれていた時、
店内のBGMがかかっているのが怖くなって,パニックになり、大騒ぎをして、お店の方に心配されました。
まだ自閉スペクトラムだと分からなかった頃、店内のBGMで大変なことになったことは数知れずです。
エスカレーターに乗るのも苦手で、タイミングを合わせて手を繋いで乗らないと乗れません。これも協調運動に関係しているのかなと思いました。
精神科の受診,診断名がついたこと
診断がつく前のことを色々思い出します。
知らなかったことで,家族も本人も辛く大変な思いをしました。
なので、診断がついたことでホッとしました。
もし受診後、特に診断名もつかない、となっていたら
「こんな状態なのに、改善する方向性がわからない」と、私たちは途方に暮れていただろうと想像がつきます。
なかなか初診の予約が取れませんし、そもそも精神科にかかることに抵抗がある場合もあるでしょう。
何なら診断名がつくことでショックを受ける場合もあるかもわかりません。
ですが、そこから向かうべき方向を示してもらえたり、手助けをしてもらえるかもしれませんので
悩んでおられるご家庭があれば、思い切って受診すると、気持ちが楽になるかもしれない,と思いました。
長女は独特の感性と言葉のチョイスが面白いので、ネタの宝庫です。 今回はちょっとバイオレンスな話
長女の天敵、蝉。
今年も蝉の音が聞こえ始めた頃は、怖いと言っていましたが
随分慣れてきて、ニイニイゼミとツクツクボーシだけは許せないけど、あとは何とか我慢できる、という状態です。
次女も去年はまだ記憶の残らない頃だったため、今年初めて蝉の音を認識し「なんか」の音がする、と気にしていました。長女のように怖がったりはしていません。
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