極度の偏食、味覚過敏 ‐ 自閉スペクトラム ‐

 自閉スペクトラム の特性‐感覚過敏、鈍麻さ‐

 

覚過敏には視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚と様々あります。

うちの場合、現在は味覚過敏聴覚過敏に悩まされています(逆に触覚にはやや鈍麻さがあります)

(元々光の揺らぎなどに過剰反応する節がありましたが、最近外に出ると目や頭が痛いと言っているため、他にも何か過敏さがあるかもしれません)

 

聴覚過敏に関しては、以下の記事に試したものなどをまとめています

聴覚過敏 の原因と対策1 -自閉症スペクトラム、発達障害、女の子-

聴覚過敏 の原因と対策2 -自閉症スペクトラム、発達障害、女の子-

聴覚過敏 の原因と対策3【実際に購入、使用したもの】‐自閉症スペクトラム、発達障害、女の子‐

 

今回は味覚過敏についてのことになります

 

離乳食期から現在までの対応 

 

・離乳食期

本などを参考に、手作りやバランスを心がけており、市販のものはほとんど与えたことはなかった

お菓子もボーロやウエハースくらい

毎回食べないのに散らばしたり、塗ったくるだけだったが、諦めずに色々準備した

 

・完了後~幼児食期

瞬く間に野菜を拒否するようになり、お菓子以外はパン、納豆、チーズ、卵、肉、たまに魚、のり、たまに米、何も具のない麺位しか食べなくなった(野菜はゼロ、米さえあまり食べず、基本たんぱく質ばかり)

食べなくても毎回2、3品準備していた

可愛い食器や盛り付け、大人と同じものを出してみたり、手を変え品を変え、散々手を尽くした

 

・3歳以降頃

幼稚園は弁当と給食が半々だったが、給食は殆どまともに食べられるものがなく、

無理やり流し込んだり、減らせるものはかなり減らしてもらい、居残りして食べても結局残すこともあった

 

弁当の中身はいつも同じ、ほぼ野菜ゼロ

 

お腹がすいていようが、食べられないものは食べない

(一日のうち、自宅では食べられるものを出すので、空腹が何日も続くことはなかった)

 

決まった形状、味付けのものしか受け付けない

(例:米はOKでもふりかけや混ぜご飯はNG、卵はプレーンオムレツはOKだが、オムライスはNGなど) 

 

逆にハマったら病的にそれしか食べない(何日も同じものを飽きるまで食べ続けて、飽きたら完全拒否し始めるため、レパートリーが増えない)

 

一般的な情報にあることは、大抵試してみましたが、一向に改善しません。

「試してはいるんですけどねー」など言ってしまうと

「めっちゃ言い訳するやつやん!」「めんどくせーやつ!」と思われることを恐れて

「そうなんですね!試してみます(やってるんだけどな・・・)」と反応してしまう自分に、また自己嫌悪の日々でした。

 

こんな状態だったため、時々相談したりしましたが大抵は

”あまり気にすることはない”

”何か口にできていて元気にしていれば、そのうち食べられるものも増えるでしょう”

という感じでした。

 

結局悩みは解消されませんでしたが、その言葉に救われた部分もあり、

克服しようと必死にならなくていいんだ、と思うことができました。

 

私は未診断ですが、自分ではHSPに当てはまる部分も多く

(きちんとしていないと不安になり、自信をなくすなど)

必死になりすぎていた部分もあったかなと思います。

 

現在の状況、対応

それから7歳の現在、状況はあまり変わっていません(笑)

何度も、しれーっと無理そうなものを出してみていますが、無理なものは無理です。

 

小学校就学の数か月前に、 自閉スペクトラム の診断がついたため、

事前に学校に診断結果を添えて相談に伺いました。

最大の難関、給食のこともです。

 

米さえほとんど食べないため、給食では食べられるものがほぼ毎回わずかと想定されます。

 

それでも幼稚園や学校という環境の中では、多少頑張って食べることがあるため、減らしたり様子をみていってもらうよう、お願いしました。

 

実際給食がスタートすると、やはり食べられるものはわずかですが、牛乳と主食は何とか食べています。

 

おかずも一応手を付けてみたり、嫌いなものも流し込んだりして頑張っているようです(こぼしたとごまかしながら、ランチマットに色々隠して持ち帰っていますが・・・)

 

レーズンやクルミなどが入っていないパンは食べられるので、その日は朝から機嫌よく学校に行けることが多いです。

 

 味覚過敏 の子にとっては、それくらい給食の時間がストレスになったり、楽しみになったりと強い影響力があります

 

味覚過敏 (偏食がある)子にとっての給食/クリスマスの話

 

相変わらず遅くまで昼休みに差し掛かっても食べ続けていたり、結局残したりしてしまうこともあるようですが、よく頑張っています。

反動で自宅では好きなものを食べるため、こんなに偏食でも平均より太っています。

 

更にヘルシーなもの以外にすぐハマるため、少ない量で高カロリーなものを好む傾向があり、現在とても困っています。

 

偏食の弊害の伝え方
現在新たなアプローチとして、偏食からくる人体への影響の話をし続けています。
(文字にするとものものしいですが、こうなっちゃうんだよ!ということを言っているという話です)

 

添加物まみれの加工食品が大好き→加工食品を食べ続ることで老化が進んでしまう

 

味が濃いものや調味料を大量にかける→塩分過多で血圧があがる

 

野菜をとらない→ビタミンやミネラル、食物繊維不足で肌荒れや免疫力が落ちたりするし、高カロリーのものだけではお腹いっぱいになりにくく、太る

 

偏った食生活→肥満や生活習慣病の元で。今から気を付けないと、あとで後悔しても好きなものを食べられない暮らしになる

 

など、具体的に何がどうなるから、気を付けないといけないのかを伝えるようにしています。

 

偏食のお子さんは、異常に執着して食べ続ける悩みも、逆に食べてくれない悩みと、両極端な悩みがあると思います。

 

うちも一般的な偏食とくらべて、改善には時間がかかると思っています。

 

こだわり、執着が背景にあるので、イレギュラーなことや新しいものを受け入れたりするのは難しいですが、

 

それでもできる範囲で、ゆるーっと続けていくことがいつか実を結ぶ事を願っています。

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