同じ月齢頃の、長女と次女の反応の違いについて、
子供からの発信の場合は、どちらも同じような感じがします。
こちらから話しかけた時の反応としては二、三歳頃の長女は
自分の話をし続けたり、質問についての反応は薄いことが多かったです。
次女は何かしら質問に対しての反応があります…が、
他の人と話している時にも、割って入ってきて話に参加します。
しかも途中の最後まで全然聞かないので、回答が見当違いのことも多いです(これもどうなの、と言う所です…)
長女の幼稚園入園の頃のこと( 自閉スペクトラム に気付く前)
長女は今時珍しく3年保育ではありませんでした。
と言うのも、年少からの入園となると
他の子より出遅れている事が多すぎて,不安しかなかったため、見送りました。
トイレでうんちができなかった
トイレは4歳頃なんとかクリアすることができました。
後ほど調べてみると実は「うんちだけがトイレでできない」は、
自閉スペクトラム のお子さんにありがちだと見かけました。
(感覚処理の問題が関係していることも多いようです、納得!)
トレーニング中は、調べてできることは何でもしましたし、どんなに褒めても怒っても、何も変わらず、
周りの同級生はほとんどが当にクリアしていたことなので、私自身発狂しそうでした。
それでもクリアできた要因としては、長女自身の成長、年齢と経験を重ねたことが、何よりも大きかった気がします。
時間が解決する、とまでは言い過ぎですし、無責任に思えるかもしれませんが、
自閉スペクトラム の子の成長は、定型のお子さんよりもゆっくり時間がかかるため、あながち間違いではないと感じています。
今思えば、長女の場合、聴覚と味覚の過敏さはありますが、
逆に触覚などは鈍麻さがあるため、出る感覚がわからなかったのかなと思います。
今でも暑い寒いや、体調の変化に鈍感で、しょっちゅう体調を崩しています。
極度の偏食
極度の偏食に関しては、お弁当と給食が半々の園だったため、
お弁当を持たせる安心感と、給食なら家で食べないものも食べてくれるのではないか、という期待感の両面の欲求を満たしてくれる条件であったため、非常に助かりました。
結局お弁当の日は冒険せず、ほぼ毎回同じ内容で、給食はやはり基本野菜を排除し、あまり食べられるものがなかったです。
よく体が保っていたな、と感心します。
味が混ざったりするのが嫌いで、チャーハンや丼物なども無理ですし、
野菜を一緒に煮込んだスープなども味が薄っすらするので嫌がったりしていました。
また、フォークやスプーンを使い回すのを嫌がり、毎食、何本か準備したり、度々ティッシュ等で拭って使用していました。
その点も現在は、随分改善されました。
そして食べられるレパートリーは未だに非常に少ないですが、今まで食べなかったものにも箸をつけることが増えました。
給食では、家で食べきれない物も、流し込んででも多少食べられるようになりました!
味覚過敏がある子の中で、割と手強いタイプだと思いますが、とってもゆーーっくりですが、柔軟性が出てきているように感じます。
とはいえ、まだまだ手がかるため、長いスパンで付き合っていかないと、と覚悟しているところです。
意思表示が苦手
意思表示の苦手さに関しては、園児の頃はまだ
一方的な関わりが許される時期でもあるため、あまり目立ってはいなかったかもしれません。
ただ実際に入園すると,皆で何かする時など、
話を全然聞いていない事が多く、どうして良いか分からず、全体の指示では動けないことも多かったです。
工作などが上手くいかず、でも言葉にするのが苦手で、
周りに助けを求める事もできないため、しょっちゅう怒り泣いていました。
そして著しく成長していく周りの子と、だんだん差が広がってきて、現在に至ります。
母親に異常に執着しているため離れる時が不安だった
これも今思えば、不安になりやすい子だったため、当たり前のことでした。
ですが、1年成長を待って、事前に十分な説明して年中から入園したことが功を奏してか、バス通園でしたが、非常にスムーズな滑り出しでした。
「誰でも行くものなんだよ」「楽しい所なんだよ」と繰り返し伝え、
後は、しまじろう様に幼稚園での過ごし方などを本やDVDで視覚的にサポートしてもらいました。
あとは新しい世界に入っていき、日々を過ごすうちに馴染んできた感じです。
何より、先生方がとても優しかったため、安心して通うことができましたし、
長女の人生において大きな影響を与えてくださいました。感謝しかありません。
現在小学生ですが、今の方が不安が強くなっています。
新しい環境、沢山のスケジュール、沢山の人間との関わり、母と離れて過ごすことは不安とストレスの連続だろうと思います。
息抜きをするタイミングがよくわからないし、変化が苦手な子にとって、
この目まぐるしい環境は、定型の子の何倍も疲れるだろうと感じます。
現在も学校まで送り迎えしており、学校にいる間は、
勉強のことよりも私と次女のことばかり考えていると言います。
遠距離恋愛さながらです(笑)
ゆくゆく共倒れにならないためにも、
過保護や過干渉になり過ぎないよう、また共依存にならないように気をつけなければと思っています。
過保護、過干渉とサポートの線引きが難しいなと感じているところです。
自閉スペクトラムの特徴の「目が合わない」の意味
長女の時に、 自閉スペクトラム の特徴の一つである「目が合わない」
と感じたことは特段なかったのですが、他の子のコミュニケーションの取り方を見ていると、
自分が話しかける時以外でも、相手が話してる時にもよく顔や表情を見ているような感じがします。
「目が合う」とは「話しかけてくる時に目が合う」ような
一方的なことというよりも
「相手から話しかけられた時にも目が合う」ような、
双方間においての意思疎通ということかなと、今にしてやっと意味がわかった気がして、納得しています。
次女のことを書いている時も、結局心配事が多かった長女のことを色々思い出してしまい、
話がそちらに流れてしまいますが、これはある意味
次女が健やかに成長してくれていると言う事でもあるのかなと思います。
発達障害と一言で言えど、特性の出方はさまざまで、他の子に有効でもうちの場合はダメだったり、
逆も然りで、うちで上手くいった方法でも他の子には合わなかったりするので、一つの事例として捉えていただけると良いかなと思います。
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