自閉スペクトラム 症に気づいたきっかけ2

自閉スペクトラム 症に気づいたきっかけ1

の続きです

 

◆就園前後から気になったこと◆

・偏食は激しさを増し、かなり限られた食べ物しかたべなかった。

基本肉、乳製品などのタンパク系、野菜はゼロ、しかも決まったメニューや調理法に限定される

 

途中で中断させられるのを極端に嫌い、食事前やお風呂に入れるタイミングに非常に苦労していた

 

・トイレトレーニングがなかなか進まなかった

(オシッコは割とスムーズだったが、4歳近くまでうんちはパンツにしかできなかった)

 

・周りが方言丸出して喋っても、子は標準語で喋っていて、あまり真似ない

 

・ままごとと人形遊びが好きでずっとしている。しかも遊びが同じシーンのエンドレス

 

・ 「私が〇〇って言うから、ママが〇〇言って」など、会話やセリフ一連の流れを私に強要する

(少し会話を付け足したりすると「それは言わなくていい」など厳しい演技指導が入る)

 

・鉛筆をなかなか持てず、入園前にやっと簡単な絵が描けるようになった

 

・カーテン、扇風機、水面が揺れる、電車の音、終わりのないエンドレスな音など、普通は気にならなそうなものを怖がり大騒ぎし、泣く、パニック

 

・基本母としか遊ばない

(接する時間が長いため、説明せずとも分かってもらえるから)

 

いいイメージのあることを繰り返し行いたがる。

逆に一度でも嫌なイメージがつくと全く受け入れられなくなる

 

・箸を持てるようになったのは一年生の三学期と遅め

 

受診に繋がったきっかけ

他にも就園後、運動会の時に

スタートがツーテンポくらい遅れていたり、ダンスでは必ず皆と逆に動いていましたし、色々他にもありました。

園児時代の運動会( 自閉スペクトラム 症に気づく前)

にその時のことを書いています。

空間認知力の低さも関係しているのかと思いました。

 

決め手となったのは、年長さんの時、誰も見ていない時に喉に食べ物を詰まらせてから、

ショックすぎて飲み込み方がわからなくなり、食事が本当に食べられなくなってしまった事です。


本人曰く「喉が閉まっている」とのことで、

一月ほど本当に食事がとれず、三キロほど減りました。

これが大きなきっかけで、小児科→大学病院→精神科まで繋がりました。

 

小さい頃は、どれもよく育児相談で見かけるようなことで、
時々相談したりもしていましたが、回答も大体「その月齢では良くあることだし普通」「そんなものです」といった感じでしたが、

 

家族からすると段々「あれっ?」と思うことが増えて、雲ゆきが怪しくなっていました。

それでも 自閉スペクトラム 症のチェックリストには当てはまったり、そうでなかったりですので、

杞憂かなとも思って、やはりモヤモヤしていました。

 

モヤモヤと言いますが「発達障害だったらどうしよう」といったことではなく

「気づいてげられなかった事で苦労させたり、不利益を被ることがあったらいけない」と思った事と

 

気になっているのに見過ごしてしまい「やれば出来る、頑張れ」と押し付けてしまうことで

 

「なんでみんなと同じように、できないんだろう」と、子供は追い詰められ、

自尊心や自己肯定感が育たないのでは、と思ったからです。


また「もっと早く動いていれば」と、私自身が後悔してしまいそうでもありました。


今思うと、当事者以外の言葉に一喜一憂することの愚かさを痛感しています。

なぜなら、その根拠のない大丈夫、時が解決するよ、でかえって自分自身が追い込まれる結果になりかけたからです。

 

表面的には大人目線でみた「大人しくていい子」に見えることも


ASDの子は、外では一見おとなしく見えたり、大人から見ていい子、と思われるタイプ(受動型に多いと思われます)も一定数いるようです。

 

うちもそうでした。

家では、遊びの中でもうまく行かなくてイライラして泣くこともしょっ中でしたし、

外で静かなのは、緊張や雰囲気に圧倒されていたり、感情表現が苦手なので固まっていることが多かったんだと思います(その分家では爆発する)

 

身近でいつも見守り過ごしている人の感覚を信じて
まずは専門機関に繋げる努力


気がかりや困りごとを専門家に正確に伝えることで、
私たちの家庭に向き合ってくれる繋がりや理解者が増えていくんだと感じました。


子ども自身よりも、親が主体で動く段階です。
ましてや発達障害の子には上手く意思表示できない場合も往々にしてありますので、

 

少ない情報から、いかに正確な情報を汲み取るかは、保護者の力が試される場面なのかもしれません。


実際診断がついてから「そういうものだ」と余裕を持って向き合える事が増え、お互いにとってプラスになったと思います。

 

さらに、母にしか分からなかった、漠然とした大変さは、病院からの書類として可視化され、夫にも理解してもらいやすくなりました

(特に男性は、抽象的よりも具体的な言葉でないと伝わりにくいため非常によかったです)

 

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